ダウンジャケットの「ダウン」って何?ポリエステルと暖かさが違う?
まだ日中は汗ばむ日もありますが、朝晩は上着が欲しくなる日も多くなりました。 そろそろ冬支度を始める人も増えてきたのではないかと思います。 冬の防寒着の一つダウンジャケットは、ユニクロのウルトラライトダウンを始め、 必ず店頭に登場するアイテムの一つです。
でも、ダウンジャケットって何を基準に選んでいいか迷うことありますよね。 ここではダウンとその他の素材について、選ぶ時の手助けになりそうな情報を集めてみました。

ダウンジャケットの「ダウン」って何?

そもそもダウンって何でしょう? ダウンは水鳥の羽毛のことを指します。 正確には胸元からわずかに取れる、ボール状の柔らかい羽毛のことです。 素材としての羽毛にはダウンの他にフェザーがあります。 ダウンより羽根の形状に近く、硬い芯があるのが特徴です。 羽毛は繊維の間に空気を含み、保温性に富み吸湿性・放湿性に優れるむため、 布団やジャケットなどの防寒用に好まれて使われています。 水鳥1羽から採れるダウンの量は、フェザーに比べると少ないため、 必然的にダウンはフェザーより高価になる傾向があります。 同じ容積に入るそれぞれの量は、ダウンの方がフェザーより多くなるため、 重くなってしまう欠点もあります。ダウンとフェザーは、 それぞれの長所をうまく利用して様々な製品に利用されています。

ダウン以外にも使われる、他の中綿(ポリ等)との比較



衣類の品質表示に使われる「中綿」とは、「中身」という意味で使われています。 化学繊維や羽毛が普及する前、木綿が布団や衣類の防寒材として 利用されていた頃の名残かもしれません。 中綿に使われる素材は、ダウン(フェザーも含む)やコットン(木綿)、 最近ではポリエステル綿も増えています。 品質表示には、「中綿 ダウンXX%・コットンXX%」などと表示されています。 一般的に、ダウン・フェザーはコットン・ポリ綿に比べ高価なことが多いです。 最近は、外側の素材を工夫することで、中綿のダウンの量を減らし、 暖かさは保ったまま、安価に提供できる製品も増えています。

中綿の違いによる暖かさやその他の特徴

保温性だけで比較すれば、最も暖かい素材はダウンです。 次いで、コットン・ポリ綿ですが、ダウンはボリュームが出やすく、 モコモコして動きづらいという欠点があります。 繊維がへたったときの復元性は、ダウンが一番です。 ダウンは手で叩いて空気を含ませるだけで、簡単に元のボリュームを 蘇らせることができます。
ダウンとコットンは吸湿性に優れますが、コットンは放湿性に劣るため ダウンに比べ蒸れやすくなります。ポリ綿は吸湿性に劣るため、 どの素材よりも蒸れやすくなります。 ダウンは保温性や吸放湿性に優れていますが、手入れはコットンや ポリエステル綿の方が簡単で手間がかかりません。
ポリエステル綿のもう一つの特徴に、ハウスダストが出にくいことも 挙げられます。天然繊維と違い、糸くずや綿ぼこりがほとんど出ないため、 アレルギーのある方などは重宝する素材です。

上手なダウンジャケットの選び方


現在は技術が進み、高品質のポリエステル綿になると、 手頃な価格帯のダウン製品に劣らない優れた性能のものも増えてきつつあります。 どの素材も品質にはランクがあるので、一概には言えませんが、 それぞれの特徴を理解した上で、条件に合う素材を選びたいです。
最近はスリムな着こなしが主流なので、モコモコとボリューム感のある ダウンは敬遠されるかもしれません。ボリュームを出さずにダウンを使うと、 自然保温性も下がりますから、「同じ価格帯」で比較するのであれば、 ポリエステル綿にも利点がありそうです。